さて、実際にアマゾンの川を下るためのイカダを作りに、ペルーにある”アタラヤ”という村までやってきたメンバー達。
無事に村までついたはいいけど、村人の温かさによって遊んでばかりでしたがちゃんとイカダはできるのか!?
まずは、こちらから。
てこさんお願いします!
そうお願いしてから、3日が過ぎた。
初めの予定では「4日ほどでできる」とのことで予算より少し値段がしたもののお願いしたのだが、3日目にして確認してみると、
”全然進んでねぇ・・・”
というか、材料の調達に時間がかかっていたりした(らしい)ので遅れているとのこと。先が思いやられる・・・
とは言っても、頼んで半分のお金を渡している以上任せるしかないので待つことに。
そして、やっとこさ作り始めたので、渡した設計図?絵?の通りに進んでいるかチェックをしに行くことに。
なんか違う!?
みんなで見に行ってみると、半日ほどで土台と屋根?ができていた。
けど、よく見てみてると屋根すっかすかで、もともとブルーシートのうえに茅葺のようなヤシの葉で作ってほしかったのに、ヤシの葉が隙間だらけに載せてあり、下なんてスマホ落としたらアマゾンにドボンだ。
さらに一番大事な土台である丸太の止め方が、たけさん(クライミング歴が長く縛り方やワイルドな)
これじゃまずいとみんなであーだこーだ言ってたらてこさんやママも怒り出して言い合いに・・・
てこさん「まずは屋根作ってからちゃんとするからだまって待ってろ!」
みんな「って言ってもブルーシートは?床の隙間は?てか遅いーーー!!!」
ママ「あぁだこうだ言ってんじゃないわよ!うちの旦那を信じれないって言うの!?」(注:スペイン語わからないので雰囲気でお送りしました。
もうほとんど意味わかってない同士で喧嘩ですよ・・・
言いたいことは言って任せることに
結局、不安は残るものの任せるしかないので言いたいことは言って任せることに。
必要なものの買い出しやご飯食べたりなど街をぶらぶらして時間をつぶしていると、
「Are you Japanese?」
って声をかけてくるペルー人がいました。その時一緒にいた同じくアタラヤに住むソリアさんと話したりしながらそうやら日本人の友達がいるらしい。
いろいろな国を旅している人はわかると思うが、僕たちが日本人だとわかると「日本人の友達いるよー!」なんていうのはよく聞くことで、だいたいが僕たちの気を引き、話をするために言ってくる嘘っぱちが多くてそこから何かの勧誘をうけたり怪しいところに連れていかれたりと、よくないことがその後おこることが多いキーワード。
旅人のあいだでは聞くとちょっと身構える言葉でもある。
が、今回は違った!
よくよく話を聞いてみると(彼は英語が少し話せる)
「昔この村に来た日本人と友達なんだ」
「彼らもこの町でイカダを作ってアマゾンを下って行ったよ」
「まだ元気にしているかな~?」
と。
なんとその話しかけてきてくれた村人”アルフレッド”は、以前にこの場所で日本人の旅人のためにイカダをつくってあげていたのだ!さらに、その日本人たちというのが、今回のこの旅のことをいろいろ教えてくれた人その本人なのだ!!
こんな街中で偶然にも昔にイカダを作ってくれた村人に会うなんて、なんて偶然なんだ!しかもイカダ作りがあまり思い通りにいってないときに・・・。
アルフレッドに作ってもらいたかったな~そんな空気の流れる中、アルフレッドにもイカダを見てもらうことに。
実際にその物を見てもらうと、なんかちょっとアルフレッド笑ってる・・・笑
ちょ!僕たちの命かかってるんだから笑ってないで手伝って!って思ったけど、彼曰くたぶん大丈夫だろう。と。
なんかよくわからないけど、それからちょくちょく進み具合を見に来てくれ、ついにその時がやってきた。
イカダ完成!
ついに待ちに待ったイカダの完成だ!!これがその完成品。
メンバー6人が川の字で寝れて、中に食料やキッチン皆の荷物が置ける最低限の広さ。
屋根にはビニールが引いてあるので雨が降っても雨漏れせず。なんとちゃんとした扉と鍵をつけれる使用。
ぐるりと土台にゆとりがあるので周りでうだうだすることもできるし、本読んだり、釣りしたり、もちろん4つ角でオールを漕ぐこともできる。
最初は不安しかなかったけどできてみるとなかなかいい感じ!
気になる部分は、僕たちみんなでDIY。床にブルーシートを引き、キッチンをつくり、隙間にビニール張ったり。
こういうことで愛着がわいて来たりするんですよね。
ついに完成したイカダ。
次回は、
お楽しみに!
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